高齢猫が食べなくなったとき
10-21,2015
食欲がない。あるいは接食量が落ちる=即病気でしょうか?
病院に猫を連れて行くと、初診、再診に関わらず、必ず食欲がどうかを聞かれます。
また、必ず体重を測りますよね。
食欲というのは動物にとっての健康のバロメーターと言われます。
また飼い主にとって最初に心配となるポイントも食欲だと思います。
では食欲がなければ即病気の兆候なのでしょうか?
先ず、切り分けとして、
食欲そのものがないのか?
何か食べたそうだが出されたものを食べようとしないのか?
(食べられないのか?)
同じ食べないにしてもこの二つでは随分症状として違いますよね。
もちろん、よりピンチなのは後者になります。
ホリスティック系の専門家や書物の中では「たまには絶食をした方が良い」という事がよく言われます。
元々自然界では、毎日食事が取れるという事はなく、動物の身体というのは、人間も含めて飢えに対する備えが出来ています。我々にとって忌まわしい内臓脂肪は正にそれですね。即ち、2、3日食事を取らないからと言って重篤になってしまう訳ではなく、むしろ絶食は、内蔵を休めるという効果に繋がり、健康にプラスとさえ言われます。
このためホリスティック系の本には、週に一度位で絶食を勧めるものさえあります。
そもそも現代生活の中にある猫と自然界を比較するのが適格かどうか?とは思いますが、
食べなくても著しく様子がおかしくなければ、それは必要があって食事を取らないようにしているのであると、あまり気にしなくても良いという事ですね。私も基本的にはそういう立場で愛猫を見ています。
何とかして食べさせようともがくよりも、脱水にだけ気をつけて、放っておくというのもありという事です。
しかしながらです。高齢猫でそれをやり、判断を誤ると一気に脱水に向かってしまいます。
重要な事は、こういう理屈も基本的には健康な猫の身体について言える事であろうという事です。
どちらの症状であるにせよ、数日食べないというのは、痩せている高齢猫の身体にとってはかなりの影響となってしまいます。
様子見して良いのか?焦らないといけない状態なのか?
その見極めとして、体重が一番の目安になると思います。
高齢猫が居るのなら、体重計を用意しておき、食べないなど様子がおかしいとき、正常時からどれだけ体重が変わっているかを把握します。
結果として、あまり体重に変化がないのなら、おそらくは見守っていていい筈ですし、
500gも減ったりしてるような場合は、とりあえず脱水の危険がありますので、一旦は病院へ行くしかないです。
その場合、絶食の是非の問題ではありません。
例えば、3.5kgの猫の体重からの500gは、全体重の1/7に相当します。
おとなの女性49kgからなら7kg減るという事です。63kgの男性なら9kgですよ。
こういう時でも、スープやミルクをせめて飲めるのであれば、最低限の栄養や水分は確保できますが、いざという時そういうものを出したからといって飲んだりはしてくれないものです。
日頃から、水以外の液体モノを飲めるように馴染ませておくと、こういうピンチの時に役立ちます。
食事を摂らない事であれこれ考え、心配し過ぎたり、逆に楽観し過ぎて失敗するより、まずは愛猫の身体がどうなっているか?
一番わかりやすい体重から、冷静に判断できるのではないかと思います。
病院に猫を連れて行くと、初診、再診に関わらず、必ず食欲がどうかを聞かれます。
また、必ず体重を測りますよね。
食欲というのは動物にとっての健康のバロメーターと言われます。
また飼い主にとって最初に心配となるポイントも食欲だと思います。
では食欲がなければ即病気の兆候なのでしょうか?
先ず、切り分けとして、
食欲そのものがないのか?
何か食べたそうだが出されたものを食べようとしないのか?
(食べられないのか?)
同じ食べないにしてもこの二つでは随分症状として違いますよね。
もちろん、よりピンチなのは後者になります。
ホリスティック系の専門家や書物の中では「たまには絶食をした方が良い」という事がよく言われます。
元々自然界では、毎日食事が取れるという事はなく、動物の身体というのは、人間も含めて飢えに対する備えが出来ています。我々にとって忌まわしい内臓脂肪は正にそれですね。即ち、2、3日食事を取らないからと言って重篤になってしまう訳ではなく、むしろ絶食は、内蔵を休めるという効果に繋がり、健康にプラスとさえ言われます。
このためホリスティック系の本には、週に一度位で絶食を勧めるものさえあります。
そもそも現代生活の中にある猫と自然界を比較するのが適格かどうか?とは思いますが、
食べなくても著しく様子がおかしくなければ、それは必要があって食事を取らないようにしているのであると、あまり気にしなくても良いという事ですね。私も基本的にはそういう立場で愛猫を見ています。
何とかして食べさせようともがくよりも、脱水にだけ気をつけて、放っておくというのもありという事です。
しかしながらです。高齢猫でそれをやり、判断を誤ると一気に脱水に向かってしまいます。
重要な事は、こういう理屈も基本的には健康な猫の身体について言える事であろうという事です。
どちらの症状であるにせよ、数日食べないというのは、痩せている高齢猫の身体にとってはかなりの影響となってしまいます。
様子見して良いのか?焦らないといけない状態なのか?
その見極めとして、体重が一番の目安になると思います。
高齢猫が居るのなら、体重計を用意しておき、食べないなど様子がおかしいとき、正常時からどれだけ体重が変わっているかを把握します。
結果として、あまり体重に変化がないのなら、おそらくは見守っていていい筈ですし、
500gも減ったりしてるような場合は、とりあえず脱水の危険がありますので、一旦は病院へ行くしかないです。
その場合、絶食の是非の問題ではありません。
例えば、3.5kgの猫の体重からの500gは、全体重の1/7に相当します。
おとなの女性49kgからなら7kg減るという事です。63kgの男性なら9kgですよ。
こういう時でも、スープやミルクをせめて飲めるのであれば、最低限の栄養や水分は確保できますが、いざという時そういうものを出したからといって飲んだりはしてくれないものです。
日頃から、水以外の液体モノを飲めるように馴染ませておくと、こういうピンチの時に役立ちます。
食事を摂らない事であれこれ考え、心配し過ぎたり、逆に楽観し過ぎて失敗するより、まずは愛猫の身体がどうなっているか?
一番わかりやすい体重から、冷静に判断できるのではないかと思います。
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